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小説「Mリーグ」

1 :TONBA:2001/08/23(木) 19:49 ID:8fZDe6lo
前スレ
http://teri.2ch.net/mor2/kako/991/991662345.html

2 :TOEIC:2001/08/23(木) 20:03 ID:C0gKAaVc
morale 士気、勤労意欲 moral「道徳の」と混同しないこと keep worker morale high
waiting list キャンセル待ち名簿
waitlist キャンセル待ち名簿に登録する
fiber optics 光ファイバー
entry-level position 新入社員の地位
caller 電話のかけ手

3 :名無し娘。:2001/08/23(木) 20:06 ID:eLQD0WK2
ののたんと付き合える可能性は低そうで高そう

4 :TOEIC:2001/08/23(木) 20:09 ID:C0gKAaVc
drawer 引き出し
drawing 抽選
drawing board 製図板
lifetime employment system 終身雇用制度
machinist 機械修理工
mechanic 修理工

5 :名無し娘。:2001/08/23(木) 21:34 ID:O0Dci4H.
前スレ199の続き。

「その、最低の言葉ってなんですか?」
興味津々の松浦。
吉澤はあんまり話したくなかったが、そこまで興味を持たれては、言わないとかわいそうと思った。
「Mリーグを批判する事なんだ・・・。」
吉澤の目が、悲しくなる。
『Mリーグにいたら、サッカー下手くそになっちまうよ。』
これが矢口の最後の言葉。
「なんですかそれ・・・。」
うつむきながら話す。
「そう言う意味だよ。Mリーグを中傷する意味でね。」
「そんな人・・・許せるんですか?」
怒った口調で、松浦が言う。
「そんな・・・リーグを中傷するようなこと許せると・・・・。」
「これには理由があるんだよ。」
松浦をなだめながら、吉澤が語りかける。

6 :名無し娘。:2001/08/23(木) 21:36 ID:O0Dci4H.

「これね、Jリーグの陰謀なんだ。」
一息ついて、話し始める。
「人気沸騰中のMリーグのおかげで、スポーツ振興くじの売上も落ち、観客数も減ったらしいんだ。
 それに腹を立てたJリーグの偉いさんが、矢口さんに言わせたらしい。
 矢口さんは拒否する事は出来なかった。拒否すれば、せっかくの移籍話がパーになるって言われてね。
 Mリーグの実力派がそう言うんだから、Jリーグのほうが面白いと思わせて、観客を動かそうとしたらしいんだ。
 でも、結局なんの効果も無く、あったとすれば、矢口さんの人気、がた落ちって所かな。」
下唇をかみながら説明した。
それを静かに聞いていた松浦が、一言いった。
「・・・・日本のサッカー協会はどうなってるんですか・・・。」
そうして、松浦は落ち込みながら、部屋へと戻っていった。
松浦を見送る吉澤も、矢口の事を思い出し、少しブルーになった。

7 :吉澤と矢口:2001/08/23(木) 21:36 ID:O0Dci4H.

「矢口先輩、どうしたんですか?」
ロッカールームで1人、暗い雰囲気で座っている矢口。
ジュニアユース生の吉澤が、ユース生の矢口と知り合ったのは、その日だった。
入会してすぐ、監督とコーチが自分の事についてしゃべってるのを聞いてしまった矢口。
「なんであんなチビを合格にしたんだ!」
「いや、チビでも身体能力はかなりのもので、100メートル11.6秒で走るんです。」
「それが合格の理由か?」
「それと、体力がずば抜けてまして、他の受験者とレベルが違いすぎてるんです。」
「しかし、ポジションが右サイドバックでは、使いようが無いじゃないか。」
「・・・・そうですね。」
2人が神妙な顔をして話し合っていたのを、帰り際聞いてしまった矢口。
その日、紅白戦にでて、散々な結果に終わった矢口は、とても落ち込んでいた。
さらにそのような話を聞いて1人、落ち込んでいた所に、吉澤がやってきたのだ。

8 :吉澤と矢口A:2001/08/23(木) 21:38 ID:O0Dci4H.

「・・・・あんた誰?」
矢口の口から出た吉澤への初めての言葉。
「・・・ジュニアユース生の吉澤ひとみです。」
「ああ、去年、中学大会で新聞紙上を騒がせたあのスーパー中学生ね。」
「あの・・・・・それはゴマキで、私は違いますよ。」
「ゴマキ?」
「ええ、後藤真希。今年のU−15の日本代表ですよ。」
「ああ、私の読んでるのは、地方紙だから。」
全国区の新聞では、紙上をにぎわしていたのは、後藤。
近畿地方、埼玉の地方新聞の紙面をにぎわしていたのは、吉澤だった。
吉澤は、矢口は全国紙を読んでいると思っていた。そこから起きた、些細な間違いである。
「ユースとの試合で一試合5点取ったらしいね。」
「いえ、たまたまですよ。」
照れて、頭を掻く。

9 :吉澤と矢口B:2001/08/23(木) 21:38 ID:O0Dci4H.

「それに比べて私は・・・・・。」
矢口はさっきのコーチと監督の話を思い出した。
なんの成績も残していない自分。
アピールしようと思い、張り切った紅白戦。しかし、結果は散々。
当たりの弱さと、空中戦の弱さを露呈しただけだった。
「さっきのプレー見てて思ったんですけど、矢口さん、右サイドからスイーパーに転向したほうがいいですよ。」
いきなり何を言い出すんだ?この娘は。
そう思った矢口が、吉澤に理由を聞く。
「理由ですか?・・・・広い守備範囲と、視野の広さ・・・ですかね。」
紅白戦、30分×3で、1本しか出ていない矢口の能力を瞬時に見抜く吉澤。
思えば、このとき既に、プロデビューをしたほうが良かったかもしれない。
「・・・・そんな視野、広かったかな?」
吉澤が出て行った後、自分についてよく考えてみた。
こんな機会、今まで一度も無かった。自分を考えるなんて・・・・。
次の日、矢口は監督に直訴しに行った。
スイーパーとして起用しくださいと・・・・。

10 :4126:2001/08/24(金) 14:13 ID:7dsvzAkc
おお、再会したか。よかった。

11 :TONBA:2001/08/24(金) 23:28 ID:LEb8vTTw
今日はお休みします。

12 :てうにち新聞新入社員:2001/08/25(土) 19:01 ID:bnTZLeZo
みっけ〜
頑張ってください〜

13 :TONBA:2001/08/25(土) 23:16 ID:qtxOfEm6

次の年、それまでスイーパーとして起用されながら
たいして目立たなかった矢口が突然変化した。
それは、ジュニアユースから、ユースに入った吉澤をもビックリさせた。
「矢口さん・・・体、一回り大きくなってる。」
そのせいか、当たり負けする矢口から、当たり、こかす矢口へと変化していた。
しかし、課題の空中戦はいまひとつだった。
紅白戦終了後、吉澤は矢口に声をかけた。
「矢口先輩、どんなトレーニングをしたんですか?」
聞いた吉澤もビックリするようなメニューだった。
走りこみ1日20`、各種筋トレ各1時間ずつ。
さらに、食事はたんぱく質重視。プロテインも服用。
これだけやれば、そりゃ一回り大きくなるよ。
そう思いながら、着替える矢口の体をじっと見つめる。
「やだな〜よっすぃ〜!そんなに見られると、恥ずかしいじゃん!」
背中を叩かれる。
「それで、矢口さんの話なんですけど・・・・。」
吉澤はトレーニング室に矢口を呼んだ。

14 :TONBA:2001/08/25(土) 23:18 ID:qtxOfEm6

「え〜〜〜〜〜!これを足につけて練習しろってか?」
差し出されたにリストウエイトにビックリする矢口。
「矢口さんの跳躍力じゃ、全く話になりません!空中戦がダメなスイーパーは
 ただのアルバイトです。」
「どう言う意味?」
「プロの掃除屋にはなれないってことです。」
「頑張れば、正社員になれるじゃん。」
下手な例えだが、納得した。
「とりあえず、両足に5kgずつ。これで練習してください。」
「よっすぃ〜はつけてるの?」
「はい。」
そう言うと、練習の時着ているジャージの裾をめくった。
「うわ!2キロでやってんの?」
「持久力つきますから。」
笑って答える矢口。
この世に天才はいないんだな、と思った瞬間であった。

15 :TONBA:2001/08/25(土) 23:19 ID:qtxOfEm6

両足5kgもつけていると、普段よりもジャンプ力が無い。
自慢の足もかなり遅くなる。
何より、練習の最後のほうは足が動かなくなる。それが、1番辛い。
それをつけてから1週間後、紅白戦が行われた。
「おもり、軽くしましょうか。」
はずしてはレベルアップできない。けど、監督にアピールするために
軽くしよう。と、吉澤が提案してきた。
しかし、それを拒否する矢口。
「これつけてやるよ。」
「でもそれじゃあ、いつも以下のプレーしか出来ませんよ。」
「『以下』だったら、いつものプレーができんじゃん!」
「・・・怪我しても知りませんから。」
これ以上の説得は無駄と思ったのか、吉澤が折れた。

16 :TONBA:2001/08/25(土) 23:21 ID:qtxOfEm6

紅白戦、赤組に吉澤、白組に矢口がそれぞれ入った。
赤組は「エリート組」。
ジュニアユース上がりや、中学大会で名をあげ
セレクションに合格した選手たちがいるチーム。
=「完成(に近い)型」。
完成(に近い)型は高バランスの能力で、弱点の少ないくせの少ない選手が多い。
一方、白組は「ノンキャリ組」。
セレクションに合格はしたが、それまで大会で大した成績を上げていないもの。
=「素材型」。
素材型には、足の速いやつ。頭が切れるやつ。
ボールタッチがとても柔軟なやつなど、何か特徴のある選手が多い。
使いようによっては、ふたくせも、みくせもある。
今、その二つを混ぜないのは、素材のほうがレベルが低いから。
つまり、これは完成(に近い)型のための紅白戦である。

17 :TONBA:2001/08/25(土) 23:22 ID:qtxOfEm6

試合開始。紅白戦は30分×3で行われる。
吉澤は全部出場する予定で、矢口は2本目から残り。
これはここ数週間で首脳陣の評価を上げている矢口への期待の表れ。
素材型のチームで2本出るのは矢口を含めて、数人。
2年目の矢口は、ここで評価を落とすわけにはいかない。
だからおもりを軽くしようと吉澤が言ってきたのだ。
しかし、それを拒否した。
それは首脳陣の評価を無視し、能力を上げようとする矢口の向上心からくるものだった。

18 :名無し娘。:01/08/26 16:06 ID:gwiCApDg
あまりにも下なので

19 :名無し娘。:01/08/27 03:26 ID:O2JIkIRw


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